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【DMM英会話】学校導入事例インタビュー|茨城高等学校・中学校|専修大学松戸中学校高等学校

【DMM英会話】学校導入事例インタビュー|茨城高等学校・中学校|専修大学松戸中学校高等学校

2021年4月、教育の現場で働く人たちの課題解決をするためのイベント「教育サミット」がオンラインで開催され、そのなかで、DMM英会話を授業や家庭学習に導入した学校の先生たちによる対談が行われました。

本記事では、教育現場にDMM英会話を導入した経緯と、導入後の変化などを伺った対談の様子をご紹介します。

登壇者プロフィール

茨城高等学校・中学校

原 健一 先生

茨城高等学校・中学校
国際教養コース長

原先生

茨城高等学校・中学校の英語教員として教壇に立って17年目になります。これまでに、DMM英会話導入をはじめ、本校における英語教育の様々な改革に取り組んできました。現在は、「国際教養コース」のコー
ス長を務めています。

▼茨城高等学校・中学校HP
http://www.ibaraki-jsh.ed.jp/

専修大学松戸中学校高等学校

五味 光 先生

専修大学松戸中学校高等学校
校長

五味先生

専修大学松戸高校に入職して27年目となりました。5年間の高校勤務を経て、平成12年の中学校開校に携わり、主に中学校と高校の一貫生の英語を担当してきました。

DMM英会話については、中学3年のアメリカ修学旅行のアフタープログラムとして3年前に導入しました。令和3年4月より中学校高等学校の校長に就任し現在に至ります。

▼専修大学松戸中学校高等学校HP
https://www.senshu-u-matsudo.ed.jp/

DMM英会話導入のきっかけ

茨城高校授業風景▲授業風景(茨城高校)

ー よろしくお願いします。まずはそれぞれの学校のご紹介をお願いします。

原先生

茨城高等学校・中学校は、水戸市にある中高一貫校です。1927年創立で、水戸藩藩校・弘道館の流れをくむ伝統校です。「報恩感謝」が校訓で、社会に貢献する人材の育成を行っています。

医者を目指す「医学コース」、半年間の留学が必須の「国際教養コース」という特別コースがあるほか、カリフォルニア大学デービス校や国立病院機構・水戸医療センターと連携協定を結んで、独自色のある講座を実施しています。

特に国際教養コースでは半年間の留学が必須なうえ、提携しているカリフォルニア大学デービス校の先生による直接授業も行っています。このように特色のある教育を打ち出すことにチャレンジしていて、その1つとして導入しているのがDMM英会話です。

また部活動では、吹奏楽部等の活動が盛んです。

五味先生

専修大学松戸中学・高等学校は、高等学校は1959年、中学校は2000年に開校し、2020年は中学校の創立20周年という節目の年でした。建学の精神は「報恩奉仕」です。

中学高等学校ともに英語教育に力を入れており、中学校では150名全員がアメリカのネブラスカ州に修学旅行へ行きます。高等学校では希望制でネブラスカ州やニュージーランド、マレーシアなどを訪問する、グローバル研修も実施しています。

また、今春も高校の野球部が選抜野球大会に出場しており、勉強だけでなく部活動も非常に盛んな学校です。

ー 具体的にどのようにDMM英会話を導入し、活用されているのでしょうか?

原先生

本校では中3と高1の約400名全員と、その他の学年の希望者を合わせて、全校生徒のおよそ半分にあたる約600名がDMM英会話を受講中です。中3と高1の生徒は、英語の授業が週に6回あるうち、英文読解の授業1回で必ずDMM英会話を受講します。

具体的には50分授業のうち約30分をDMM英会話にあてて、残りの20分を使ってエッセイライティングなど短い時間でできる作業を取り入れています。主に教材として使っているのは「デイリーニュース」です。

生徒はレベル別に好みの記事を選び、受講した内容を短い日記のようなかたちで記録しています。「デイリーニュース」は定期テストの範囲にもしているので、レッスンで勉強したうえで、定期テストにのぞめるような流れになっています。

また、DMM英会話は毎日受講できることが1番の特色なので、生徒たちは週1回学校で行う以外の残り6回は、自宅で自由に受講が可能です。こちらは強制ではないですが、自宅で受講した分を含めて受講回数を点数化し、成績に加味していることもあり、比較的多くの生徒が家庭でも取り組んでいます。

2020年の休校期間中も、1ヶ月の間に1回受講すると5点、20回受講すると100点として生徒たちに促したところ、平均で2日に1回は受けてくれていたようです。

授業風景(専修松戸)▲利用イメージ(専修松戸高校)

五味先生

本校では以前まで、中学生の英語の授業に、NHKラジオの「基礎英語」を利用していました。しかし、「一方通行になってしまう」と生徒から声が上がっていたんです。そこで状況改善のために、DMM英会話を導入することになりました。昨年度の受講者数は、中学3年生150名とその他の学年で希望した100名強の計250名ほどです。

生徒たちには、授業ではなく自宅学習のツールとしてDMM英会話に取り組んでもらっており、週に2回は受講することがノルマです。なかには、毎日頑張ってくれている生徒もいて、毎月学年のベスト20を発表することで、生徒たちのモチベーション強化につなげています。

さらに、生徒にはその月の良かった先生ベスト3やレッスンの内容など、毎月レポートを書いてもらって、教員と確認するようにしています。

ー 両校とも工夫をしてレッスンを取り入れていただいていますね。では英語教育を模索するなかで、DMM英会話を導入したきっかけを教えていただけますか。

原先生

オンラインでの英語学習サービスが登場し始めた10年ほど前に、私自身が実際にやってみて、授業での導入を考えるようになりました。英会話はたとえネイティブの先生に担当してもらっても、集団授業だとなかなか伸びません。それで、「個別のレッスンでないとスキルアップは難しいと」長年考えていたんです。

最初は別の業者さんを導入して、希望生徒のみが受講していましたが、部分的な成果しかあげることができませんでした。それから全員受講できないかと考えるようになったのですが、DMM英会話でリーズナブルに導入できるとお話をいただいて、全員への提供が可能になりました。

以前使っていた業者さんでは、事前に年間のスケジュールを組んでいましたが、DMM英会話では生徒に自由に予約をさせています。新システムの「EikaiwaLive」のおかげで、毎回とてもスムーズに進行していますし、生徒が毎日主体的に英会話を実践できることで、非常にいい効果があったと考えています。

五味先生

先ほどお話した通り、本校では中学校の修学旅行でアメリカのネブラスカ州に行くのですが、戻ってきたあとに「アフターネブラスカ」としてなにかプログラムを導入できないか模索をしていました。そこで日本に留学している外国人学生をお招きして、ノンネイティブ同士でコミュニケーションを取るプログラムを開始したのですが、「もっといろいろな英語にも触れる原体験を中高の間にしてもらいたい」という思いがありました。

現在の中高生たちが社会人になったときには、英語圏の方よりも、英語を外国語として学んできた非英語圏の方々と交流することの方が多くなることが予想されます。その点からオンラインレッスンのサービスを比較検討し、価格と講師の多様性、そして毎日受講できることに魅力を感じ、DMM英会話を導入しました。

生徒に見られた変化と成果

授業風景(茨城高校)▲授業風景(茨城高校)

ー 両校ともに進学校ですが、茨城高校では英語の授業を1時間削ってDMM英会話を取り入れていただいています。その決め手を教えていただけますか。また、進学を意識する中で、試験対策などのインプットの時間が減ることに不安などはなかったのでしょうか?

原先生

最初は、英文読解の授業を1時間削るという点で「授業が減る」という認識の先生が多く、不安視する声が上がっていました。ただ実際に始めてみると、生徒はレベルに合わせた「デイリーニュース」教材を選び、最新のトピックを英語で読む訓練ができます。

なおかつそれを授業で応用することで、読解の練習にも非常に役に立つわけです。それだけでなく、英語の成績が上位の生徒は非常にレベルの高い教材に取り組むことで、教科書以上の語彙や文法に触れることができるので、プラスの効果があります。

「デイリーニュース」を定期テストの範囲としたことで、どの生徒も熱心に取り組んでくれるので、今となっては授業時間を削ることへの不安の声はほぼなくなりました。DMM英会話は全体のプログラムの1つの役割として、非常にうまく機能しています。

ー 専修大学松戸高校では、自宅学習にDMM英会話を導入していただいていますが、学校の授業ではなく自宅学習として取り入れていただいた決め手はなんでしょうか?

五味先生

本校では中学高等学校と、非常に多く英語の授業時間を設けています。しかし、そのなかで1対1の英会話の授業を設けることはなかなか難しい状況でした。

そこで、学校ではグループワークなど学校ならではの英語の取り組みをし、そこで学んだことを家庭で活かせるように、DMM英会話を自宅学習ツールとして導入することに決めました。

ー 実際にDMM英会話を導入して、生徒のみなさんにはどのような変化が見られましたか?

原先生

DMM英会話のレッスン中、生徒はずっと発話をしています。25分間ほぼ休みなく英語を話すという、普通の授業ではできないことが実現できているわけです。受講回数を見ると、ほぼ毎日受講し年間で200〜300回とすごい数のレッスンをこなす生徒もいて、そういった生徒たちの英語の成績が飛躍的に伸びるケースも見てきました。

東京大学に合格を決めたある生徒はほとんど毎日受講し、「デイリーニュース」で難しく理解ができなかったものについては、わかるまで同じニュースを使ってレッスンを繰り返したそうです。この生徒のように、生徒たちはそれぞれやり方を工夫しています。ほかにも受講回数が多い生徒は東京外国語大学に合格するなど、成果を上げていますね。

もう1つの目にわかる変化として、英検対策があげられます。以前は2次対策を1人ずつしていて、発話の練習をするのが非常に大変でした。しかし今では特別に対策をしなくても、生徒たちがあまり苦労せずに合格するようになったので、英検対策においてもオンラインレッスンの効果が表れていると思います。

さらに、本校の生徒はDMM英会話でインターネットを通じて授業を受けることにすでに慣れていたため、2020年のコロナウィルスによる休校中も、オンラインで授業を受けることにさほど抵抗なく参加できたと感じています。

五味先生

目に見える効果の例として、中学校で行われている週2回の「英会話」の授業や、高校の「コミュニケーション英語」で、生徒たちの発話量が増えています。

また、話すセンテンスが以前より長くなったり、引っ込み思案の生徒も進んで発話するようになってきました。そういった変化を見ることが増えたのも嬉しいですね。

さらに本校の生徒も、DMM英会話をやっていたおかげか、英検準1級を取得した生徒が東京外国語大学に合格を決めました。中学生に関しても、卒業までに7割以上の生徒が準2級に合格できているので、こういった成果はDMM英会話が支えてくれたのだと思います。

多様性を受け入れられる、社会の一員へ

専修松戸高校▲専修松戸高校の先生と生徒たち

ー 両校の生徒さんたちが今後社会へと巣立っていく中で、どのような大人になって欲しいと思いますか?

原先生

中学高校生の段階で、DMM英会話を通じていろいろな国の先生と触れ合うことができているのは、視野を広げるチャンスになっていると思います。

そのチャンスを活かして、卒業後にさまざまな国に行ったり文化に触れて、多種多様な考え方を受け入れられるような人間になってくれると嬉しいですね。

五味先生

本校の見学の精神である「報恩奉仕」にならって、生徒たちが成人したときに、社会に必要とされる人材になってくれることが我々の唯一の願いです。

そのときに活躍できるフィールドは当然日本だけに限らないので、英語などの外国語を強みとして、どんどん世界へ飛び立って欲しいと思います。DMM英会話や、普段の私たちの教育が、そのきっかけになれればと考えています。

ー それでは最後に、今後オンラインレッスンの導入を検討されている学校関係者のみなさまへメッセージをお願いします。

原先生

コロナウィルスのパンデミックでも明らかになったように、「あらかじめ定められた年間カリキュラムを確実に実施する」とか、「1人の教員が40人近い生徒に対して講義形式の集団授業をする」といったこれまでの伝統的な教え方が、だんだん限界に来ているような気がします。

DMM英会話の導入によるさまざまな効果をポジティブに捉えて、教育現場は少しずつ変わっていく必要があるのではないでしょうか。オンラインの環境がこれだけ進歩したなかで、マンツーマンで英会話ができることは、生徒たちにとって非常に大きな教育効果を持っています。

これまでの教育スタイルを否定するわけではないですが、本校ではオンラインレッスンを導入したことで、英会話力が大きく伸びた実感があるので、うまく全体のカリキュラムに組み込んでいけば、さらに大きな効果が得られるのではないかと考えています。これからも、新しいかたちを模索しながらDMM英会話を利用していきたいです。

五味先生

DMM英会話を導入して3年になりますが、実際に利用してきた生徒の声をいくつか紹介させてください。

今までは外国の人と話す機会が学校の英会話の授業くらいしかなかったので、世界を感じる視野が欠けていました。でもDMM英会話では、さまざまな国の人と接することができ、視野がとても広がりました。DMM英会話のレッスンを重ねていくうちに、「英語でのコミュニケーションは楽しい・嬉しい」という気持ちが大きくなりました。

私は英語が苦手で、初めはすごく緊張しました。でもやってみると、先生が優しく教えてくれて、楽しく会話をすることができました。

五味先生

これらの声からも分かるように、生徒たちは手放しでどんどん前に進んでくれます。各生徒がそれぞれの英語レベルに合わせて、DMM英会話を工夫しながら活用し、スキルアップを目指して頑張ってくれています。

これからも多くの生徒に、DMM英会話レッスンに積極的に参加してもらいたいです。

ー ありがとうございました。

おわりに

DMM英会話を導入いただいている2校の先生がたによる対談、いかがでしたか?

両校とも、それぞれの学校のカリキュラムや方針にあったかたちで、DMM英会話を導入していただいていますが、生徒のみなさんが英語コミュニケーションを楽しみ、それでいて英語力の向上にも繋がっているとお聞きし、大変嬉しく思います。

英語でつながる世界では、ネイティブもノンネイティブも同等にコミュニケーションをとっていく必要があります。

その架け橋となるべく、今後もDMM英会話は、教育現場での英語教育の充実に向けて、尽力・サポートしていきます。

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